FXについてその5【手法】

FX

この記事ではFXの手法の種類、どの手法が良いのかについて記事を書いていきます。

投資の手法には大きく分けて3種類あります。

  1. 裁量
  2. 半裁量
  3. 自動

上記の3つについて説明していきます。

1.裁量とは?

相場の流れを見ながらその時々の状況判断でトレードをする方法です。こちらはFXの経験が長い人が過去の経験をもとにトレードをするような感じです。

2.半裁量とは?

あらかじめ自分で決めたルールに従いトレードを行う方法です。ただし相場の状況がいつもと異なる場合や指標発表時などは自分で判断しトレードをやめることが出来ます。

3.自動とは?

自動売買ツールなどシステムであらかじめ決められたルール通りにしか動かせないものです。

・どの投資手法がよいのか?

初心者やFXで勝てていない方は2の半裁量でトレードをするのが一番良いと思います。

理由はルールを決めたらその通りにしかエントリーしてはいけないので、データ分析がやりやすいからです。

単純な例で説明すると同じルールで250回以上トレードをして利益が出ているのであればその手法は勝てる確率の高い手法だと考えることが出来ます。PF(プロフィットファクター)をみるのが一番良いですが、詳しくは下記のリンク記事をご覧ください。

1の手法である裁量は勝っても負けても次につなげる(改善をする)のが難しいです。

相場というのは過去とまったく同じものはありませんので、似たような状況でエントリーをしても勝つこともあれば負けることもあります。

なぜ今回は勝てたのか、負けてしまったのかが判断しずらく、新しい手法ばかりを求めて迷子になってしまう人達がいます。

3の自動売買ツールは トレンドやレンジなど相場の状況が変わればまったく使えないものになってしまう可能性があります。

1度購入してしまえばずっと使える」や「自動で取引してくれるので楽」などの話をよく聞きますが、現状ではひとつの自動売買ツールのみで利益をだしつづけているものはないと思います。

それが出来れば腕利きのトーレーダーはみな自分の手法を自動売買にして引退しているでしょう。

筆者も過去に自動売買ツールをいくつか試したことがあります。 何千万円もかけて開発したというツールもありましたが成績は思うように出ませんでしたのでこのように思います。

・投資ルールの決め方は?

Google検索で 「FX 手法」と検索すればたくさんの概念やチャートの形状、法則が研究されていますのでそれをそのままルールとしてバックテストなどをしてもよいかと思います。

ただし自転車の乗り方と同じで頭では分かっていたとしても実際に使用できるまでには練習が必要です。これを身に着けるには自分で練習するしかありません。

・FX手法ルールの具体例

具体例としてチャートの代表的な形、Wボトム(2点底)でルールを作ってみます。

1.損切りは直前の安値
2.損切り1に対して利益は2の幅で設定
3.エントリーはネックライン(中央の高値)を超えた場所

黒い四角3つがWボトムとして左からエントリー①~③の例です。

Wボトムといっても更にこまかく条件を分けることも出来ます。

①のように安値が切り下がっているもの
②のおなじくらいの安値
③のように安値が切りあがってっているもの等
今回はまとめてみてみましょう。

損切り:利益を1:2とした場合、 黄色のエントリー①と②はエントリーポイントしてから損切ラインにかかることなく上昇しています。

エントリー箇所から損切りまでの幅の2倍は上昇しているので無事に利益確定となります。エントリー③は損切ラインに掛かって損失となります。

このようにルールを決めてその通りに検証をおこないます。PFを確認することでこの手法に優位性があるのかどうかが見えてきます。

検証はひとつの手法につき最低250回、最大で3,000回やればブレのない確率95%以上の確率が算出できます。

今回は以上となります。お疲れさまでした。

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